
こんにちは。きすけです。
今回はAmazfit T-RexというスマートウォッチでIFTTTを使う方法を説明します。

難しそうだけど、私にもできるかな?

丁寧に解説するので誰にでもできるよ。
少し長い記事になりますがお付き合いください。
なお、ここではAmazfit T-Rexで説明をしますが、AmazfitシリーズであればIFTTTが使えますので、参考にしてみてください。
※使用するアプリ(Notify & Fitness for Amazfit)は無料で基本使用できますが、IFTTTを使うためにはPROライセンスの320円(私が購入した2020/06/22時点の価格)が必要になります。
※Mi Bandでも使用可能です。(Notify & Fitness for Mi Bandを使用します)
Amazfit T-Rexってどんなスマートウォッチなの?
今回使うスマートウォッチAmazfit T-Rexについては、詳細なレビューを別記事で書いていますので、そちらをご覧ください。

Amazfit T-Rexは一言で言うと、「スマートウォッチの機能が完備された比較的安価なタフネスモデル」です。
そもそもIFTTTって何?
まずは、IFTTTとは何かについて説明します。
IFTTTは異なるソーシャルメディアを連携させるWebサービスです。
何やら難しい感じでよくわからないと思うので、単純な説明をすると、
「ボタンを押したら、家に帰るよというメールを自動で家族に送る」
「家に帰ってきてスマホがWifiに接続したら、リビングの電気をつける」
と言ったことが可能になるサービスです。
IFTTTとは「If This Then That」の略で、もし(IF)入力(This)があったら(Then)、出力(That)をするという意味になります。
もっと簡単にいうと、「AをしたらBをする」ということを実現するのがIFTTTです。
そのAとBは別々のWebサービスを組み合わせることができます。
IFTTTで使えるWebサービスはTwitterやInstagram、LINEなどの有名サービスからマイナーなものまで多くのサービスが使用できます。
今回はIFTTTで連携できるWebサービス「Googleカレンダー」を利用して説明したいと思います。
Amazfit T-RexでIFTTTを使う流れ
Amazfit T-RexでIFTTTを使う流れを説明します。
大まかな流れは以下の通りです。
大きく分けて2つのセクションで説明します。
- STEP1IFTTTを設定する
- IFTTTにログインする
- IFTTTの設定をする
- WebhooksのAPIキーを取得する
- STEP2Notify & Fitness for Amazfitの設定
- Notify & Fitness for Amazfitをインストールする
- Notify & Fitness for AmazfitとAmazfit T-Rexを接続する
- Notify & Fitness for AmazfitのPROライセンスを購入する
- Notify & Fitness for AmazfitにIFTTTを設定する
- 実際に動作させてみる
今回の実現するIFTTTの動作
今回サンプルとして実現するIFTTTの動作は先ほども述べた通り、Googleカレンダーとの連携になります。
具体的な動作としては、Amazfit T-Rexのボタンを押すと現在の時刻に「打刻」とGoogleカレンダー上に記録します。
これは、会社のタイムカード管理をGoogleカレンダーでするイメージをしています。
なお、今回は「打刻」とGoogleカレンダーに入力するサンプルになりますが、別の文字を入れることももちろん可能なので、応用が効くと思います。
Amazfit T-RexにIFTTTを設定する
IFTTTの設定をする
まず初めにIFTTTの設定を行います。
ここではスマホ(Pixel3)とChromeを使った環境で説明します。
他の環境でもやり方はほとんど変わりません。
IFTTTにログインする
まずIFTTTのサイトへ行きます。

IFTTTのサイトに行ったら、「Get started」からログインします。
お好きな方法でログインします。
私はGoogleアカウントをよく使うので、
「Continue with Google」からログインしました。
IFTTTの設定(Applet作成)を行う
ログインができましたら、早速IFTTTの設定を行います。
※IFTTTで設定するプログラムのことをApplet(アプレット)と言います。
トップ画面の右上を選択し、「Create」を選択します。
「If・This・Then・That」という文字ができてきます。
「+This」の+の箇所を選択します。
検索画面が出てきますので、検索窓に「Webhooks」と入力して検索します。
下に「Webhooks」というボタンが出てきますので、これを選択します。
次に、「Receive a web request」を選択します。
次の画面のEvent Nameに「button_pressed」と入力します。
ここで入力した「button_pressed」は後ほど使いますので覚えておきます。
入力が完了したら「Create trigger」を選択して完了します。
次に「+That」の「+」の箇所を選択します。
先ほどと同じ検索画面が表示されるので、検索窓に「Google」と入力します。
下に「Google Calendar」が出てきますので、選択します。
Googleカレンダーの画面に移りますので、「Quick add event」ボタンを選択します。
次の画面の、Quick add textに「打刻」と入力します。(もともと書かれていたテキストは消して構いません)
Quick add textに入力したテキストがGoogleカレンダーに入力されますので、ここをお好きなテキストに変えてもらっても問題ありません。(例:チェックイン など)
入力が終わりましたら、「Create action」を選択して完了します。
次の画面は確認画面になります。
ここは特にすることがないので、そのまま「Finish」ボタンを押してください。
なお、「Receive notifications when this Applet runs」にチェックを入れると、IFTTTが実行した時にスマホに通知がきます。
通知が邪魔な場合はチェックを外して構いません。(後から変更することは可能です)
トップページに戻ると先ほど作ったIFTTTのAppletが表示されています。
WebhooksのAPIキーを取得する
次にWebhooksのAPIキーを取得します。
何やらよくわからない言葉が出てきましたが、そういうキーがあるんだな、と思ってくだされば問題ありません。(難しいことはしないです)
まず、IFTTTのトップ画面の右上を選択し、次は「Explore」を選択します。
次に、検索画面になりますので、「Webhooks」と入力します。
「Services」を選択すると、Webhooksのボタンが出てきますので、これを選択します。
画面右上の「Documentation」を選択します。
すると、「Your Key is:」と書かれた画面になりますので、図の箇所の文字列をコピーします。
この文字列がWebhooksのAPIキーになります。
これで、IFTTTの設定は完了しました。
続いて、Amazfit側のアプリの設定を行います。
Notify & Fitness for Amazfitの設定
次にNotify & Fitness for Amazfitというアプリの設定を行います。
このアプリはAmazfitシリーズのスマートフォンに使用できるサードパーティ製アプリになります。
純正アプリより多くの設定ができるため、IFTTTを使う目的でなくてもおすすめできるアプリです。
基本は無料のアプリですが、IFTTTを使うためにはPROライセンスを購入する必要があるため、購入方法も含めて説明します。
※PROライセンスは320円(私が購入した2020/06/22時点)になります。
Notify & Fitness for Amazfitをインストールする
まず、下記リンクよりNotify & Fitness for Amazfitをインストールします。
Notify & Fitness for AmazfitとAmazfit T-Rexを接続する
Notify & Fitness for Amazfitを起動すると下記のような画面が表示されます。
画面の指示に従ってAmazfit T-Rexの接続を行います。
Notify & Fitness for AmazfitのPROライセンスを購入する
次にNotify & Fitness for AmazfitのPROライセンスを購入します。(IFTTTを使うにはPROライセンスが必須になります)
トップ画面左上のボタンを押すとメニューが出てきます。
下の方に「ライセンスの状態」という項目がありますので、こちらを選択します。
ライセンスの状態を示す画面が表示されます。
私はPROライセンスを購入しているため、「有効化されました」と表示されていますが、最初は「有効化されていません」と表示されると思います。
ここで、PROライセンスの欄の「購入」ボタンを押して、購入します。
これでPROライセンスが購入できました。
Notify & Fitness for AmazifitにIFTTTを設定する
それでは、いよいよNotify & Fitness for AmazfitにIFTTTを設定します。
Notify & Fitness for Amazfitのトップ画面右上のボタンを選択します。
「ボタン」動作という画面になりますので、「2回押し時動作」を押します。
※ここで「2回押し時動作」を選択すると、実際にはAmazfit T-Rexのボタンを3回押したときに動作します。「3回押し時動作」のときは4回と、+1回押す必要があると考えてください。(仕様です)
選択画面から「IFTTT webhook」を選択します。
すると、「設定」ボタンが出てきますので、これを選択します。
まず、イベント名を選択します。
イベント名に、先ほどIFTTT設定で入力した「button_pressed」を入力します。
次にAPIキーを選択します。
ここにも先ほどコピーしたAPIキーを入力します。
(APIキーは複雑な文字列なので、コピペが確実だと思います)
入力が完了しましたら、テストを押して動作を確認します。
テストを押すと、Googleカレンダーの今の時刻に「打刻」と登録されるはずです。
動作確認が問題なければ、最後にチェックをONにします。
実際に動作させてみる
それでは実際にAmazfit T-RexからIFTTTを起動してみましょう。
先ほどのお伝えした通り、Notify &Fitness for Amazfitでボタンを「2回押し動作」に設定した場合、Amazfit T-RexのSELECTボタンを3回押した時に動作します。
それでは、Amazfit T-RexのSELECTボタンを連続して3回押してみましょう。
Googleカレンダーに「打刻」と登録されたと思います。
これでAmazfit T-RexでIFTTTを無事動かすことができました。
※注意点ですが、Amazfit T-Rexの仕様で、SELECTボタン以外にもUP/DOWNボタンを押してもIFTTTが反応します。(BACKは反応しません)
最後に

無事IFTTTは動いたでしょうか。わからないところがあったらコメント欄から質問してくださいね。

できたけど、途中何してるかよくわからなかったわ。

まずはちゃんと動けば大丈夫。他にいろいろと試したくなったときに勉強しよう。

私はこれで十分かな。

そ、そう?でも、いろいろできて楽しいよ。
今回はAmazfit T-RexでIFTTTを動かす手順について説明しました。
今回はGoogleカレンダーとの組み合わせで説明しましたが、スマートリモコンと組み合わせると、「Amazfit T-Rexのボタンを押すとエアコンが起動する」と言ったこともできるようになります。
最初は少し難しいですが、慣れればいろいろと設定できるようになると思うので、チャレンジしてみてください。
コメント